ウェブマーケティングの成功には社員の意識改革が必須

ウェブマーケティングの成功には社員の意識改革が必須

株式会社さくら祭典

研修の様子

社名 株式会社 さくら祭典
事業内容 葬祭業 葬祭サービスにおける施行および企画
業種 サービス業
従業員数 70名(2021年7月現在 男30名 女40名)
課題 ウェブマーケティングの推進、社内の意識改革
実施サービス ウェブマーケティングの研修
結果 社内のウェブに関する意識の変化、集客数の増加

皆さんこんにちは。今日は、さくら祭典の村上取締役に、ウェブマーケティングの研修に関するご感想をいただいています。
同社では定期的に社内研修をご依頼いただいていますが、今回は現場の社員さんにウェブマーケティングを根付かせるため、主にはGoogleビジネスプロフィールを題材にした研修を行わせていただきました。
それでは、よろしくお願いいたします。

まず最初に、ウェブマーケティングの研修を実施するきっかけは何でしたか?

課題はネット集客、そのためには社員の意識改革が必須

インターネットの重要性はますます増しているのに、自社的にも、業界的にもウェブマーケティングが遅れているという思いが以前からありました。

一方で、ネット集客に強い新しい葬儀会社がどんどん伸びてきている。コロナ禍で家族葬が主流となり、ホールへ足を運ぶことが難しくなったことで、その勢いは加速しています。

これはもう見過ごせない。ウェブマーケティングの必要性を改めて実感しました。
今やらないといけないし、やるならスピードも大事、後手に回りたくないという焦りもありました。でも私一人が考えていてもダメ、会社として社員一丸となって取り組まなければ結果は出ません。自社HPやウェブマーケティングに対する社員一人ひとりの意識を高めたかったのがきっかけです。


研修前はどのような取り組みをしていたのですか?

やるべきことが分からず、方向性が定まらない

ネット集客は強化したいけれど、何をすれば正解で、何から始めればいいのか誰にも分からない。私たち上司も教えられないし、具体的な指示が出せないというのが正直なところでした。

ウェブマーケティングについては、世代や興味のある・なしによって感じ方は様々。「これからの時代は絶対ネット!」という声もあれば、「重要なのは分かるけどコストかける必要ある?」「1枚でも多くチラシを配った方が効果的では?」といった声もあり、受け止め方はバラバラ、個々がまったく違う方向を向いていました。

また、他社のHPを見ることはあっても、自社のHPは見ない。他社のHPを見たとしても、競合会社の価格や見やすさをチェックする程度で、ネット集客に強い会社のHPを研究するという見方ではありません。

なるほど。では今回の研修を実施してみて、成果はいかがでしたか?

Googleビジネスプロフィールを通して差別的優位点がクリアに

実際にGoogleからの集客が増加していますが、やはり一番の成果は社員みんなの意識が変わったことです。一部の人ではなく、みんなが行動するようになりました。

HP作成では担当者が携わるのみで、全社員が直接関わることは難しい。そのためなかなか関心が持てなかったり、任せっきりになったりといった状況でした。

Googleビジネスプロフィールは個々が編集できて、自由度高く、しかも無料。ウェブマーケティング強化のための一つの武器として、一人ひとりが自分の手で自社の魅力を発信できるというのが良かったんだと思います。

やるべきことが明確になったことで、みんなが一歩踏み出せました。0が1になったんです。これまでは0から1への作業が誰にも分からず、悶々とした日々でした。1にさえなれば、あとは10にもなるし、100にもなる。

今ではホールごとに創意工夫し、いろんな意見が出てくるので、聞いていても面白いです。単にGoogleビジネスプロフィールの編集で終わらず、みんなの中で自社の差別的優位点がますますクリアになっていったのが分かります。

さくら祭典の皆さんと研修の様子


研修後の皆さんの変化はどのように感じられていますか?

自分たちで「考える」+「行動する」ことが習慣化

それぞれが「自分たちが選ばれる理由は何か」という視点で考えられるようになりました。支配人向けAB3C研修のあとにGoogleビジネスプロフィール研修をしたことが大きかったと思います。

「AB3C分析で選ばれる理由を戦略的に考える」→「それをウェブマーケティングに落とし込む」という一連の段階的な流れがあったから、Googleビジネスプロフィール研修がより効果的でした。「選ばれる理由は何なのか」という視点が土台として共有できていたからこそ、個々が同じ方向を向いてGoogleビジネスプロフィールに取り組めたんだと思います。

もう一つは研修という形をとったことで、みんなの受け止め方が変わったと思います。
“ちょっと詳しい社内の人間が業務の合間に教える”のでは「ふーん」で終わるんですよね。研修という場を設けて、各ホールからわざわざみんなが集まる、外部から専門家を招いて学ぶという特別感がみんなの意識をより高めたと思います。

各ホールの支配人と事務スタッフが一堂に会したことで、互いに触発されるというか、いい方向に引っ張られる相乗効果のようなものも感じました。

今回の研修は、会社からの命令ではなく、会社としての方向性を指し示すメッセージとしての効果も大きかったと感じています。

「選ばれる理由は何か」という視点での思考が定着したことは、本来の業務はもちろん、HPやチラシ作り、営業展開にも生きてきます。一事が万事、イベントやリクルート等、会社の今後にも大きくつながる研修となりました。

ウェブマーケティングの成果を出そうと思うと、短期的にはテクニック的な施策でどうにかなることもありますが、それを継続させ長期的に成果を出そうと思うと、社内の考え方や行動を変える必要があるというお話しですね。
とても参考になりました。
村上様、おいそがしい中インタビューにお答えいただき、ありがとうございました。これからも末永く、よろしくお願いいたします。


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