一番良かったのは、数字として可視化できたことですね。数字として落とし込めれば、感覚的な投資ではなく、根拠や確信をもって新規事業へ投資できます。納得感を得られたことが一番大きかったなと思います。「AB3C分析」ではフレームワークに沿って、自社の長所や欠点に目を向けることで新しい発見があり、前進できたなという思いです。
お客さまを絞り込んで、お客さまが求めるベネフィット(価値)を明確化し、さらに競合分析をすることで、自社の差別的優位点を見つけることができました。大手にはかなわないと思い込んでいましたが、そうでもないなと。実際は、お客さまが本当に求めている価値に、私たちが目を向けられていなかっただけなんですよね。
調査・分析に関するさまざまな手法を学びましたが、どれも自分たちの知識だけでは不可能。「検索キーワード分析」も教わらなければ難しかったと思います。「Yahoo!知恵袋」を使った分析も初めてでした。個人的に買い物するときには使っていたツールが、マーケティングにも生かせるなんて驚きです。
お客さまが求める価値にしても、競合にしても、何となく頭にはあったものの、これまでは整理できていなかったんですね。結果をエクセルで表に整理し、目に見える形で比較したことで、競合のウィークポイントに気づけました。意外といけるかも!みたいなポイントが見えたんですよね。
調査・分析で数字が出せれば説得力が増しますし、目標も立てやすい。何より、社長への提案に自信がもて、社長も耳を傾けてくれますし、感情的に訴えるより話がスムーズ。新規事業の予算を通す材料ができました。