求人広告と3C

「なかなかいい人が採用できない。うちの条件ではダメなんかなぁ・・・」年々このような声が多くなっています。

ただ給与(時給)を上げさえしたら来るでしょうか?

そもそも給与を上げることが可能でしょうか?

岡山県は全国でも有数の人手不足の都市だそうです。
有効求人倍率は2017年5月の時点で1.71で全国平均から見ても高いことがわかります。



画像引用:岡山市HP

特に慢性的に人手不足な介護・看護・ドライバーなどだけでなく、営業マンや飲食店スタッフなども、求人に苦労している会社は多いようです。

この求人においても、下記のように3Cの考え方が応用できます。



職を求めている人のベネフィットは様々です。
給与面などの待遇、労働時間や残業時間などに考えが行きがちですが、多様化した価値に対して何か別の提供できるものがないでしょうか?

例えば、飲食店や美容サロンなどは、給与面だけでなく、どのような技術を身につけられるかなどに重点を置いて考える求職者もいると思います。
このような業界は、長く勤める人もいますが、将来独立を考えている人も多いはずです。
将来独立を考えている人の求める価値は、美容技術や接客技術の向上だけでなく、実務におけるお金の流れや、取引企業との折衝など、独立後に活かすことのできるという点も考えられます。

ですので将来のシミュレーションとして経験を積ませてもらえると思えば、少しくらいその他の条件が悪くても、応募したいと思うかもしれません。

営業マンでも内勤者でも、何か特別な経験を積むことが出来たり、他社にはできない価値を得ることができるなら、迷うことなく貴社を選びます。

何万人といる候補者から、1人、2人を採用するだけと割り切って、ピンポイントのベネフィットに提供できる価値を設定すれば、不特定多数を対象とするより本気度の高い人が応募してくる可能性が高まります。

このように3Cはいろいろなシーンに置き換えて考えることができます。


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