トヨタは電気自動車で世界に遅れをとったのか

トヨタはEVで世界に遅れととったのか

ここ最近の私の最大の関心ごとです。
世の中では脱炭素の流れで米国や欧州で20〇〇年までにガソリン車の販売を無くすなどの報道があふれています。
その中でテスラが時価総額でトヨタを抜き、日本勢の出遅れ感が目立っています。

また内燃式の水素エンジンにこだわるトヨタは国内自動車産業と雇用を守りたいだけなんじゃないかという声も聞こえてきます。

本当にそうなんだろうか。
トヨタは単にガラパゴスの道を歩んでいるんだろうか。
そんな疑問を持っていました。

その疑問の答えの一つに、「長距離移動動力」がありました。
電気自動車のバッテリーとモーターの能力の発展はめざましいものがあり、「自家用車」の動力には最適です。
しかしトラック、船舶、バス、鉄道などの「長距離の動力」と耐久性・パワーにはまだまだ不向きで、そこに従来のエンジン技術の活かし方と水素の可能性が隠されているようです。
しかも、この長距離移動の動力の方が市場は大きいと。

ちなみに長距離トラックの生涯航続距離は200万kmにもなるそうで燃料電池だと耐久性で厳しいようです。

確かにトヨタは何年も前に、これから単なる自動車メーカーではなくモビリティカンパニーへのイノベーションを行っていくと宣言されています。
まさに私は木を見て森を見ずでした。

ああ、だから水素エンジンで24時間耐久レースに出てるんだな。

私自身は自動車やエンジンのことは素人ですが、これからのDXやイノベーションには大変参考になるお話しでした。

また、自家用自動車の分野においてもまだまだ可能性はあるようです。
ハイブリッドで世界の主権を取ったトヨタが、次に取ろうとしているのはどのポジションなのか、これからも着目していこうと思います。

我々中小企業は特に単に世の中の流れに合わせて他と全く同じことをしていても大企業には資本力で負けてしまいます。
時流と需要に合わせてイノベーションすることは重要ですが、その中でもどのようなポジション(特にニッチなポジション)につくかということが最も重要だなと考えさせられました。


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