ウェブコンサルティングブログ - ウェブコンサルティング

インターネットの活用は、「自分の言いたいことを言う」ではなく、お客様のニーズに合わせた情報提供をしなくてはいけません。

それは、お客様は検索という「絞り込み」を行って、自分にあった情報を探しているからです。

今回はお客様のニーズを知る方法をお伝えします。

第二キーワードでニーズを探る方法は、以前のブログでサジェストを紹介しました。

もう一つの方法は、ネットの情報を集約する方法です。

お客様のお困りごとを集約しているサイトがあります。

教えてgoo、Yahoo知恵袋、OKWAVEといったQ&Aサイトです。

これらは、一般的には問題の解決策を得るために活用している人がほとんどですが、逆に考えると、「お客様のお困りごとを集めたサイト」とも考えられます。

Q&Aサイトには、サイト内検索がありますので、そこに気になるキーワードを入れてみてください。

例えば、「胃カメラ」と入れたらどうなるでしょうか?



引用:OKWAVE

このように、胃カメラに関する質問が4,195件並びました。

これらはお客様のニーズです。

これを分類していると、「料金」「バリウムとの違い」「痛みや苦痛」「鎮静剤や麻酔」などの質問が多いことがわかります。

ということは、これらを気にしている人、情報を欲している人、困っている人が多いということになります。

あなたがもし病院のWeb担当なら、これらを解決するためのサービスや、それを説明したコンテンツがあると、検索で引き当ててくれる可能性が高くなり、サイトの訪問者が増え、患者様が増え、喜んでくれる人が増えると考えると思います。

これが「選ばれる理由」となります。

さらにもっと深いニーズを探るには、やはり実際の患者様に聞くのが一番ですが、まずはこういったツールで大まかなニーズを探るということもできるので活用してみてください。




あなたの商品はどのような時期に多く売れますか?

ネット活用を考えた際に、シーズン性というものも気になります。

例えば、「ふるさと納税」なら年末にかけて、「花見」なら3月から4月に検索やホームページ閲覧が増えるでしょう。

キーワードの検索時期の推移は、
Googleトレンドというサービスでご覧いただけます。

ただし、時期がありそうで実はあまり関係ない業種もあります。

例えば「婚活」はどうでしょうか。

Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。

これを見ると年々増えているようですが、時期による変化は少ないです。(2月とGWに少し増えます)

ちなみに、もっとシーズン性のありそうな「結婚式場」でもあまり時期による検索数の変化はないようですね。


Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。

※「お中元」は分かりやすい例としてお見せしています。

では「シロアリ」はどうでしょうか。


Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。

上記のように5月頃に急に跳ね上がっているのがわかります。

これは、羽アリが飛ぶ時期と重なっていて、ビックリしてあわてて検索する人が増えるのだと思います。

このようにコンテンツの公開時期や、広告の導入時期の指標として考えることもできます。


「インスタ活用で集客が10倍に!」「動画活用で結果を出すウエブ戦略!」巷ではこういったセミナーや広告が氾濫しています。

事業のウェブ活用を検討する際に、上記のような流行りの施策や、ホームページのリニューアルや、SEOやネット広告だけで解決できると考えてしまいがちです。

ですが、いろいろ試しているのに、なかなか結果が出ません。

それは「根本的な問題が解決できていない」からです。

病気でいうと、対処療法ばかり繰り返して、根本治療ができていな状態です。



下記は一般的なウェブ活用の流れです。(かなり簡単に書きました)

① 売り上げが上がらないと悩む・ウェブの活用を思いつく

② なぜ売れないか考える・売れる方法を検討する・そのためのコンテンツ(内容)を考える

③ コンテンツ(内容)を作る・デザインに落とし込む

④ ホームページを修正する・リニューアルする

⑤ ネット広告・SEO・SNS活用・各種マーケティング施策

おそらく、④⑤ばかり繰り返している人が多いのではないでしょうか?
これは対処療法です。

根本治療を本気で考えるなら、②から見直していきましょう。

そうすれば、その後の③④⑤で何をすべきか明確になります。

せっかくの投資ですので、④や⑤も有益なものとしていただきたいです。


お客様の本当に求めているニーズをちゃんと理解していますか?

ホームページの活用を考えた際に、お客様を絞って考えたほうが良いのは、お客様自身も絞って探しているからと以前書きました。

お客様が絞り込みをしているのは、自身のニーズを細分化して検討しているからです。

お客様の細分化されたニーズがわかるのが、検索による第二、第三のキーワードです。

例えば、釣り竿を探す場合は、単に「釣り竿」と検索するのではなく、何を釣りたいか、どのような場所で釣りたいかを考えながら検索をします。

例えば「釣り竿 真鯛」とか「釣り竿 真鯛 船釣り」とか「釣り竿 真鯛 初心者用」とかです。

このようにキーワードを何個か組み合わせて検索しているので、この「釣り竿」以外の第二、第三キーワードを見れば、そのお客様のニーズがわかります。

船釣りで使いたい人なのか、初心者でも使いやすい竿を探しているのか、といった具合です。

船釣り目的の人に提供すべきコンテンツは、やはり船釣り用の釣り竿に関する情報であり、初心者の人に提供すべきは、初心者でもわかりやすい、買い物をガイドしてあげるようなコンテンツでしょう。

このように、第二、第三のキーワードには「お客様のニーズ」が隠れています。

ちなみに、インターネット上には、この二ーズをまとめてくれているサービスがあります。

◆サジェストツール(例)
http://kouho.jp/

このようなサイトで、「釣り竿」などのキーワードを入れてみてください。
これらは、実際にGoogleなどで検索されているお客様の生の声です。


限られていた市場に垣根がなくなり全国が競合になりました。

ユーザーの選択肢が何百倍も広がったのです。

多くの競合社のいる中で、自社を選んでいただくには、それだけの理由が必要です。

例えば家具屋さんでいうと、岡山市北区にはどのくらいの店舗数があるでしょうか?
きちんとしたデータがないのですが、地域ポータルサイトであるエキテンには今日現在で92店舗登録がありました。
http://www.ekiten.jp/cat_furniture/okayama/okayamashikitaku/
これを指標として考えたいと思います。

対して、楽天のインテリア系の登録ショップ数は今日現在で2821店舗ありました。
http://directory.rakuten.co.jp/rms/sd/directory/vc/s19tz100804/

他のショッピングサイトや独自ドメインショップも含めると、とてつもない店舗数でしょう。
ちなみにGoogleで「家具屋」と検索すると約 5,530,000 件出てきました。

そういった中で、ユーザーはよりニーズに合ったものを探すために絞り込んで検索をするようになりました。

この「ユーザーによる絞り込み」がポイントです。

ネット検索とは、ユーザーがキーワードという単語で行う「絞り込み」なのです。

あなたの店舗は無限に存在する競合に対し、明確な違いがなければ選ばれなくなりました。ただの違いでなく優位性のある違いです。

そこで、全てのお客様のニーズに対応することは不可能なので、絞られたニーズにマッチすることにより、競合と違った優位性を持ち、選ばれる理由を作る必要ができたのです。

お客様を絞るというのは、お客様の求めている価値で絞るということになります。




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