【連載】広告代理店「消滅」か「進化」か。AI時代を生き抜くための軍師への脱皮 【第6回】戦術への落とし込み。戦略がすべてのコンテンツに憑依する


広告代理店「消滅」か「進化」か。AI時代を生き抜くための軍師への脱皮
【第6回】戦術への落とし込み。戦略がすべてのコンテンツに憑依する

ここから先、彼はAIを戦略を見つける「レーダー」から、戦略を形にする「実行ツール」へと切り替えた。
「AI、ここから一気に形にしていくよ。フルーツごとの『絶対に失敗しない最高の食べ頃』の原稿を作ってみてくれる?」
「それと、美しいカッティング動画と、同梱する小冊子の構成案も一緒に考えてほしいな」
AIは天才的なアシスタントとして、戦略を具現化するための原稿や構成案を猛スピードで生成していく。しかし、主導権を握っているのはAIではない。
彼が自分の頭で汗をかき、見つけ出した「食べ頃問題の解消(ベネフィット)と体験のコンテンツ化(差別的優位点)」という強烈な戦略が、生成される全ての文字に憑依しているのだ。
AIは、戦略を最高に尖らせるための魔法の杖に過ぎない。その杖を振るっているのは、他でもない軍師としての彼自身だった。

【解説:第6回】
AIを「戦略立案」ではなく「戦術(実行)」のツールとして使いこなす。戦略という強固な芯さえ通っていれば、AIは最強の具現化ツールになります。AIに全てを丸投げするのではなく、人間が描いた戦略をAIという杖に「憑依」させることが、軍師としての腕の見せ所です。
(第7回につづく)


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