ウェブコンサルティングブログ



インターネットの活用が進んでくると、どのような業種の企業であっても自社のホームページを制作し、あらゆるマーケティング活動に役立てています。

「今欲しい情報を自ら手に入れることができる」時代になったからです。

ところが、インターネットの登場は、企業のあらゆる競争のルールを変えてしまいました。

市場性というエリアの垣根はなくなり、競合がどこからともなく、次から次へと現れます。

そういった中で、お客様の求めているものと、商品やサービスを提供する自社、同じ価値を提供する他社と、三角関係の中での勝負を意識する必要が強まりました。

このブログでは、上記のような3Cという表を使って、インターネット活用時代における、競争の考え方をまとめています。


3C

インターネットの登場により、様々な企業活動において競争のルールが変わりました。


これまで決まったエリアでの競争であったものが、日本中の企業が競合となったのです。


この時代において、お客様の求めている価値が、自社の差別的優位点と合致しなければ、購入していただくことはできません。


私はこういった「選ばれる理由」をお客様と一緒に考え、ご提案していくことを使命としています。



アクセス解析ではWebサイトに来た人の地域を調べることができます。


来店型のビジネスの場合、多くのターゲットはお店から半径○○kmまでとかの地元の方々だと思いますが、Webサイトの場合は意外と圏外から流入が多い場合があります。


交通の便なのか、他の理由からか流入数の半分が想定ターゲット圏外という場合もあります。


B2BのビジネスやメーカーのWebサイトであれば特に地域性は関係なく、商品に特徴があれば外国からアクセスがあることも多々あります。


もちろん、ただアクセスがあるだけなら、単に調べものをしているだけかもしれませんので、これも目標に達しているか(コンバージョンがあるか)という指標が重要になります。


これらのデータをきちんと活用して、ターゲットに的確にPRしていきましょう。


自社のWebサイトはどんな人が見ていいるか気になりますよね。

性別や年齢、どんな興味関心事をもっているかなど、Googleアナリティクスで解析ができます。


今回は特に、どのようなデバイス(閲覧機器)でWebサイトを見てもらっているのかを調べたいと思います。


Googleアナリティクスでは、「モバイル」というページがあり、 desktop 、 mobile 、 tabletとデータを3つに分けて表示することができます。


desktop はいわゆるパソコンのこと、 mobileはスマホなどのモバイル端末 、 tabletはタブレットになります。


また、 mobileの中でも、上記のようにどのような端末で見ているかを知ることもできます。


「最近の人はスマホで見ている人が多いよねー」とか、「うちの業界は古いのでまだまだPCの比率が高いよ」とか、なんとなくは傾向がわかっていても、具体的な数値を知っている人は少ないと思います。


ただ、単にスマホが多いとか、PCが少ないとか表面上の数値だけをみるのは大変危険です。

ずっと書いている通り、目標があっての手段ですので、これらが目標に対してどう影響しているのかを知ることが大切です。


例えば、スマホの閲覧数は多いけど、実際に資料請求や購入といった目標を達しているのはPCのほうが多いといったことは珍しくありません。


一般的にスマホは移動中や時間つぶしなどの「ながら見」が多いので「見るだけで購入や資料請求に至らない」場合も多くあります。ただしリピーターの場合は気軽に注文できる分、スマホのほうが効率がいい場合もあります。


これらもきちんとアクセス解析で分析してください。


また、スマホ最適化サイトを作っているかどうかも、目標までのプロセスに影響があります。スマホからの閲覧者が多いのにもかかわらず、スマホサイトを作っていないと、見づらくすぐ帰ってしまうことも考えられますので、注意してください。


これは、デバイスごとに「直帰率」や「滞在時間」などを調べることによって判断ができます。


※直帰率とは・・・ 1 ページしか閲覧されなかった割合。(見に来たけどすぐに帰ってしまった人の率)


GoogleアナリティクスではどのようなキーワードでWebサイトを見てもらったかが分かります。


「検索キーワード=お客様のニーズ」とも言えますので大事なデータになります。


多くの場合、検索キーワードは社名や商品名が上位にくるのですが、これは社名や商品名が認知されていて、指名で訪れてくれているので、大変ありがたいお客様です。


ただ、指名買いのお客様以外の、もっといろんな人に知っていただきたいはずですので、ご自身が予想していたキーワードできちんと流入されているか調べてみてください。


「商品名 地域名」や「サービス名 利用方法」など、2語以上のキーワードを入れている人も多いはずなので、この第2キーワードも重要なニーズの可能性があります。


くどいようですが、ただ単に見に来てくれているだけでなく、きちんと資料請求や購入などの目標につながっているキーワードかどうかも大切です。

最近は特に1位に「not provided」とありますが、これは「どんなキーワードかわかりませんでした」ということです。


実はGoogleは現在は検索を暗号化しているのでキーワードを調べることが基本的にはできません。Yahooはまだ可能ですので、現実的には2位以降(実質1位)のキーワドはYahooの検索キーワードになります。


近い将来、この検索キーワードはGoogleアナリティクスでは全く調べることができない日が来るそうです。


先ほども述べたように、単にキーワードの流入が多い少ないというだけでは本質的な分析につながりません。

指標となるのは、「直帰率」「ページ/セッション」「平均セッション時間」「コンバージョン」になります。


◆直帰率・・・1ページだけ訪れたて、すぐ帰ってしまった人の割合です。一般的には直帰されない(直帰率が低い)方がいいと考えるのが普通ですが、実はそうでない場合も考えられます。というのも、訪問者がそのページを見て、求めていた情報があって満足して帰った場合は、直帰率は高くなります。反対に良くわからなくていろんなページを回遊してわからないまま帰った場合は、直帰率は低くなります。これはページやコンテンツ内容によるので、一概には言えません。


◆ページ/セッション・・・訪問者が何ページ見たかという指標です。これも多いほうがいいと考えるのが一般的ですが、前述のようにそうでない場合もあります。


◆平均セッション時間・・・Webサイトの滞在時間です。滞在時間が長いほうが購入や資料請求につながりやすい傾向がありますが、これも絶対ではありません。実は純粋な滞在時間ではないのですが、ややこしくなるのでまたの機会にします。


◆コンバージョン・・・目標に達したことをコンバージョンといいます。資料請求や購入のことです。ここが一番大事な指標となりますが、TELでお問合わせがあった場合は基本的にお客様に直接聞かないとわかりません。ただこれもある方法で計測できるようになりました。これもまたお話します。


長くなりましたが、これらの指標を総合的に考えて、分析する必要があります。


上記の表でいうと、上から4番目のキーワードがコンバージョンにつながりやすいキーワードということになりますので、例えばこのキーワードの検索順位が低ければ、SEOや広告で補うことを検討してください。


また、このキーワードはお客様のニーズの可能性が高いので、それ専用のページコンテンツをつくったり、紙面広告やパンフレットのキャッチコピーに使う等できるかもしれません。


ページ
上部へ