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GoogleアナリティクスではどのようなキーワードでWebサイトを見てもらったかが分かります。


「検索キーワード=お客様のニーズ」とも言えますので大事なデータになります。


多くの場合、検索キーワードは社名や商品名が上位にくるのですが、これは社名や商品名が認知されていて、指名で訪れてくれているので、大変ありがたいお客様です。


ただ、指名買いのお客様以外の、もっといろんな人に知っていただきたいはずですので、ご自身が予想していたキーワードできちんと流入されているか調べてみてください。


「商品名 地域名」や「サービス名 利用方法」など、2語以上のキーワードを入れている人も多いはずなので、この第2キーワードも重要なニーズの可能性があります。


くどいようですが、ただ単に見に来てくれているだけでなく、きちんと資料請求や購入などの目標につながっているキーワードかどうかも大切です。

最近は特に1位に「not provided」とありますが、これは「どんなキーワードかわかりませんでした」ということです。


実はGoogleは現在は検索を暗号化しているのでキーワードを調べることが基本的にはできません。Yahooはまだ可能ですので、現実的には2位以降(実質1位)のキーワドはYahooの検索キーワードになります。


近い将来、この検索キーワードはGoogleアナリティクスでは全く調べることができない日が来るそうです。


先ほども述べたように、単にキーワードの流入が多い少ないというだけでは本質的な分析につながりません。

指標となるのは、「直帰率」「ページ/セッション」「平均セッション時間」「コンバージョン」になります。


◆直帰率・・・1ページだけ訪れたて、すぐ帰ってしまった人の割合です。一般的には直帰されない(直帰率が低い)方がいいと考えるのが普通ですが、実はそうでない場合も考えられます。というのも、訪問者がそのページを見て、求めていた情報があって満足して帰った場合は、直帰率は高くなります。反対に良くわからなくていろんなページを回遊してわからないまま帰った場合は、直帰率は低くなります。これはページやコンテンツ内容によるので、一概には言えません。


◆ページ/セッション・・・訪問者が何ページ見たかという指標です。これも多いほうがいいと考えるのが一般的ですが、前述のようにそうでない場合もあります。


◆平均セッション時間・・・Webサイトの滞在時間です。滞在時間が長いほうが購入や資料請求につながりやすい傾向がありますが、これも絶対ではありません。実は純粋な滞在時間ではないのですが、ややこしくなるのでまたの機会にします。


◆コンバージョン・・・目標に達したことをコンバージョンといいます。資料請求や購入のことです。ここが一番大事な指標となりますが、TELでお問合わせがあった場合は基本的にお客様に直接聞かないとわかりません。ただこれもある方法で計測できるようになりました。これもまたお話します。


長くなりましたが、これらの指標を総合的に考えて、分析する必要があります。


上記の表でいうと、上から4番目のキーワードがコンバージョンにつながりやすいキーワードということになりますので、例えばこのキーワードの検索順位が低ければ、SEOや広告で補うことを検討してください。


また、このキーワードはお客様のニーズの可能性が高いので、それ専用のページコンテンツをつくったり、紙面広告やパンフレットのキャッチコピーに使う等できるかもしれません。


よくお客様に「自社のWebサイトのアクセス解析をしていますか?」とお聞きすると、「Googleアナリティクスとか入れているけど、見方がよくわからなくて・・・」といったお声をよくお聞きします。 もしくは「うちは毎月○○件のアクセスがあるんだよ」とか言われる方が多いです。


ちょっと待ってください! ホントにそれでいいのですか?


Webサイトを作った目的の一番はズバリ「売上アップ!」。


多くのWebサイトでは「資料請求」や「お問合わせ」など、ショッピングサイトでは「購入」が目的になっているはずです。


・自社のサイトは何件の資料請求がありますか?

・Webサイトに訪れた人のうち、何%の人がお問合わせしてくれていますか?

・どの県の何歳くらいの人が、何時ごろ買ってくれていますか?

・資料請求をしてくれた人は、どんなキーワードで訪れて、どのページを見て資料請求に至りましたか?


そういったことを知っているのと、知らないのでは、Webサイトを運営していく上で大きく結果が変わります。


Webサイトを作ってそのままにしている方は、ぜひアクセス解析をしてみてくださいね。


見方は慣れると簡単です。





お昼からは、わざわざお客様に来ていただき、Web広告の打ち合わせを行いました。
このお客様のビジネスではWebサイトからの問い合わせはほとんどTELからだそうです。
一般的にWebサイトの場合、資料請求フォームや問い合わせフォームなどインターネットを介しての連絡が多そうですが、実はこういったWebサイトを見てTEL問い合わせをされるケースは意外と多いのです。
ほとんどの場合、メールフォームなどのお問い合わせはネット上で処理されるため計測しやすいのですが、TELからの問い合わせは何を見て連絡して来ているのかわかりません。
WebサイトやWeb広告を出すと、どの程度TEL問い合わせに至っているのかを知りたいと思いますが、それはそういった仕組みを作らないとわからないのです。
すぐできる方法としては、「何をご覧になってお問い合わせくださいましたか?」と聞くことです。
購入者にアンケートなどで尋ねることもできます。
ただしWeb広告の場合はどういったキーワードで検索した人が問い合わせにつながりやすいのかなどのデータをとって最適化していく必要がありますので、これらを計測するシステムを導入したほうがいいと思います。


アナリティクスには「目標到達プロセス」というものがあります。


目標の設定は大切ですよとお話させていただきましたが、一般的にWebサイトの目標に達するまでにはいくらかのプロセスを踏みます。


図は一般的なショッピングサイトのプロセスを簡単に書いたものですが、買い物かごに入れた人が100人いたとしても、最終的に注文に至った人は20人まで減っています。


80人はどこに行ってしまったのでしょうか?


せっかく買う気になってレジまで並んでくれていた人が、いつの間にかいなくなってしまったわけです。 これは、資料請求やお問合わせでも同じことが言えます。


ここでは、「お客様情報入力」から次のステップに進んだ人が、比率的には一番少ないことになりますので、ここをもし改善できれば、購入者を増やすことができるかもしれません。


この例で言うと、離脱率は80%ですが、 この離脱率を20%下げられたらどうなるでしょうか。 (つまり離脱率を80% ⇒ 60%に下げる。)

それだけで売上は20 ⇒ 40 になり、2倍に増えることななります。


Webサイトへの訪問数を倍にすることを考えるより、コチラを改善したほうが、売り上げへの貢献度は高いかもしれません。





お客様はどんな人ですか?

女性ですか男性ですか?年齢はどのくらいですか?

性別や年代によって購入される商品は変わってきますよね。今日はそんなお話です。


Googleアナリティクスでは、訪問者の年代や性別も分かります。性別・年代ごとの流入数はもちろん、どのページをよく見ているのか、コンバージョン(資料請求や購入など)に至ったかどうかも分かります。


なぜ年代や性別が分かるかというと、まず1次情報として「各種サービスの登録情報」があります。

GmailやYahooのサービスを使う人も多いと思いますが、最初に性別や生年月日を聞かれませんでしたか?特にGoogleやYahooのサービスを使っている人はログインしっぱなしの人が多いので、このログイン情報で性別や年代を判別しています。


次に2次情報として、「類似行動」というものがあります。

例えば、先ほどの1次情報で40代の男性と判別された人がいたとします。この人のネット上の行動(サイトの閲覧など)に近しい行動をする人は、ログイン情報がなくても、おそらく40代の男性であろうと判断します。これは莫大なデータを基にしているので、識別率も高いようです。


このようにして得た情報を元に、年代や性別にあった取り組みをして行きましょう。

これはお客様から聞いた話ですが、あるカバンを販売するサイトがあり、ターゲットは通勤や通学に使うような10代後半から20代の若い男性に絞っていました。

商品やモデルの写真もなるべくカッコイイ感じに仕上げていたそうです。ところが、アクセス解析を見てみると、なぜか50代の男女が多く見ていることが分かりました。男性はわかるとしても女性もです。


なぜかわかりますか?


キーワードも合わせて調べていくと、実はプレゼント用に訪問している人が多いということが分かりました。おそらく入学や就職にあわせてご両親がプレゼントを選んでいるのだと思われます。


この場合、そこで終わってはいけません。


ターゲットと思っていた層と違う層が訪れているのですから、それにあったコンテンツやサービスを充実させていきましょう。

例えば、若い人のトレンドを紹介したり、利用シーンに合わせたお奨め商品などのコンテンツがあってもいいですし、プレゼント用の包装を用意すると喜ばれます。


あと、高年齢層によろこばれるのは、実は電話注文だったりします。

ショッピングサイトだからといって、ネットで購入する必要はないのです。

意外と、「ホームページみたんですが・・・」と電話する人は多いようですね。


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