今年の10月からGoogleは、個人情報の保護を行っていないページに対し、「保護されていません」と警告を出すと発表しています。
申し込みフォームやショッピングカートなど、個人情報を入力する項目がホームページ内にある方は特にご注意ください。
多くのホームページには、申し込みなどの入力フォームがあって、そこには住所や氏名、電話番号などの個人情報を入力するようになっています。
このページはSSLという暗号化を行い、悪意のある第三者に盗聴されないようにできるのですが、これをしていないサイトは、「保護されていません」と表示されてしまいます。
※まずはフォームやカートなどの個人情報入力ページのみのようです。
すでに対応が始まっているサイトもあり、Google Chromeのアドレスバーには、下記のように表示されています。

あなたのサイトはどうでしょうか?
もし、SSLを導入していない、またはよくわからない場合は、ホームページを作ってもらった制作会社や、社内のサーバー管理者、または身近にいる詳しい人にお問い合わせください。
すぐ見てわかる判断基準は、ホームページのアドレスを見ればわかります。
http://〇〇.jp はSSL化(暗号化)されていないページ
https://〇〇.jp と、「s」がついているのはSSL化(暗号化)されているページ
です。
何かを購入しよう、何かを申し込もうとしているお客様からすると、「保護されていません」と出たサイトでは購入を躊躇してしまう可能性があります。
警告表示についてはGoogleのヘルプページにも記載されていますのでご参照ください。
ちなみにSSLにも種類とレベルがたくさんあります。
今回は個人情報入力ページにSSLが入っていれば問題ないと思いますが、Googleではサイト全体をSSL化することを評価すると言っています。
これはSEOにも有効であると考えられますので、これを期にサイト全体をSSL化してはどうでしょうか。
また、SSLには第三者の盗聴以外に、サイト自体やサイト所有者の存在を明確にする意味もあります。
これについてはまた、別で書こうと思います。
「この場所にいる人、ここによく来る人にPRしたい。」そんな要望にお答えする広告があります。
スマホにはGPSという位置情報システムがあります。
これを使って広告に活かすのが、ジオターゲティングです。
画像引用:Google
例えば、上記のように岡山大学にいる人(正確には人でなくスマホ)は、大学生である可能性が高いと考えます。
そこで、この場所にいる人には大学生向けの広告を出すということを考えるとこができます。
他に、病院や大型マンションなどの施設にいる人を対象にしたり、中には郵便番号ごとに区切って掲載する広告の種類もあります。
これらはリアルにそこにいる人、いた人が対象になりますので、「場所」というターゲティングが有効なシーンでは、活用の幅が広がるのではないでしょうか。
「うちのHPのお客さんはほとんどスマホから見に来ている」そんな人にお薦めなのが、スマホ広告です。
昨今ではスマホユーザーの増加に伴い、スマホ広告もとても広がっています。
代表例でいうと、Yahooニュースなどのタイムラインに掲載されるインフィード広告があります。

これはニュースサイトの中のニュースとニュースの間に、広告を紛れ込ませているので、ニュースコンテンツのように見せている特徴があります。
(もちろん広告であることは明示しています)
紙媒体でいうとペイドパブリシティ広告のイメージです。
ですから読み物だったり、情報コンテンツのほうが、たとえ広告とわかっていたとしても素直に受け入れてもらえるかもしれません。
これも、もちろん地域や興味関心に合わせてターゲティングすることが出来ます。
あなたの商品はどのような時期に多く売れますか?
ネット活用を考えた際に、シーズン性というものも気になります。
例えば、「ふるさと納税」なら年末にかけて、「花見」なら3月から4月に検索やホームページ閲覧が増えるでしょう。
キーワードの検索時期の推移は、
Googleトレンドというサービスでご覧いただけます。
ただし、時期がありそうで実はあまり関係ない業種もあります。
例えば「婚活」はどうでしょうか。
Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。
これを見ると年々増えているようですが、時期による変化は少ないです。(2月とGWに少し増えます)
ちなみに、もっとシーズン性のありそうな「結婚式場」でもあまり時期による検索数の変化はないようですね。
Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。
※「お中元」は分かりやすい例としてお見せしています。
では「シロアリ」はどうでしょうか。
Google および Google ロゴは Google Inc. の登録商標であり、同社の許可を得て使用しています。
上記のように5月頃に急に跳ね上がっているのがわかります。
これは、羽アリが飛ぶ時期と重なっていて、ビックリしてあわてて検索する人が増えるのだと思います。
このようにコンテンツの公開時期や、広告の導入時期の指標として考えることもできます。
インターネット広告は200種類ほどあるといわれています。
代表格は先日ご紹介したリスティング広告ですが、もう一つの代表格はバナー広告(ディスプレイ広告)だと思います。
これらの最大の特徴は不特定多数ではなく「ターゲットを絞ったPRが可能」ということです。
例えば、Yahooニュースなどのページの右上に広告が出ているのをよく見かけます。

これらは、「見る人によって内容が変わっています。」
広告主の視点で考えると、「興味のありそうな人だけに絞って掲載する」ことが出来るということになります。
これはどういうことでしょうか?
例えば、釣りが好きな人は、「最新 釣り具」と検索したり、「アジの釣り方」と検索したりしています。
また、釣りに関するブログや、釣り情報のサイトなどを見ています。
インターネットでは、これらの行動データをもとに「この人は釣りに興味がある」と認識します。
ですから、ユーザーごと(正確にはブラウザごと)の興味関心を把握しているということです。
つまりこれを利用すると、釣りに興味のありそうな人だけに掲載するといったことが可能になります。
また、地域を絞ったり、年齢や性別を絞って掲載したりすることも可能です。
◆ターゲット設定方法の例
エリア:IPアドレス、ケータイの基地局やログイン情報など
興味関心:検索語句や閲覧サイトなど
性別・年代:ログイン情報、類似行動情報など
これらの広告は、掲載された数による課金方法と、クリックした数による課金方法があります。
いずれにしても、不特定多数ではなく「ターゲットを絞ったPRが可能」という大きな特徴を持っています。



