「今のニーズに合わせたサービス開発」をしよう
お客の来店が厳しい今、飲食店がウェブを活用してできることの考え方をセミナー動画にまとめました。
大事なポイントになるのは、「今ある商品をテイクアウトで」と単純に考えても難しいということです。
(1)お客の困っているシーンを考える(聞く)
(2)それを自社商品で解決できないか考える
(3)新メニュー・新サービスの開発
(4)ウェブで発信
この順番で何ができるかを考えてみましょう。
他の業種の方も、自社の場合に置き換えてご覧いただけたらと思います。
普段私たちが使っているツールをご紹介します。
どれも無料~数百円/月で使えるアプリばかりですので、コスト面でもおススメです。
▼チャットアプリ
メールよりも簡単に使えて、やり取りが時系列で残せるので連絡がスムーズに行えます。
LINEの多機能版みたいなものとお考えください。
PCもスマホも使えます。
時間によって通知を制限できる機能もあるので、仕事のLINEが夜に来て・・・という方におススメです。
①チャットワーク
https://go.chatwork.com/ja/
グループチャットが14個まで無料です。
引用やタスク管理もできるので便利。
読んだ後でも「未読」に出来るので、後で忘れていたということが少なくなります。
最も簡単なのでまず最初に導入するのはこれがお薦め。
②スラック
https://slack.com/intl/ja-jp/
さらに高機能なチャットアプリです。
スレッド機能が欲しい方はこれ。
たとえは複数人でグループLINEをしていて、投げかけた質問が他の質問や会話のために流れてしまった経験はないでしょうか。
そういった方には会話ごとに整理してやり取りできるスレッド機能が付いているスラックは便利です。
▼テレビ電話アプリ
③ZOOM
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html
いま最も安定した通話ができるアプリと言われています。
ただし光回線など安定した回線でないと通話が途切れることがありますのでご注意ください。
スカイプのようにアカウントをわざわざ作成しなくても、だれでもPC・スマホやタブレットからクリック一つで参加できます。
1対1の通話なら無料。グループミーティングも40分までは無料アカウントで行えます。
▼動画
④動画キャプチャ
テレビ電話でリアルタイムに話をする必要がなく、メールやチャットなどのテキストで伝えるのは難しい場合、
意外と使えるのが動画キャプチャです。
簡単に言うと、自分のPC画面を録音・録画できます。
使い方はWindowsの場合ならキーボードの「マイクロソフトマーク」と「G」を同時に押すだけで起動します。
PC画面やパワポを表示させて、説明しながら録画して送れば、受信者は時間拘束なく後でゆっくりと確認できます。
ただし動画ファイルは重いのでYoutubeなどに非公開設定でアップして使うことをお薦めします。
▼原稿修正・指示ツール
⑤AUN(あうん)
https://aun.tools/
いままでチラシやHPの修正などを依頼するとき、
印刷して、手書きで修正内容を書いて、FAXやメールで送っていませんでしたか?
AUNを使えばその手間が相当改善されます。
無料版は保存期間1日だけでしたが、いまはテレワーク支援のために30日まで無料で保存できます。
有料版は1年間の保存ができます。
▼オンラインストレージ
⑥ドロップボックス
https://www.dropbox.com/
ファイルやフォルダを簡単に共有できます。
PC上のフォルダと同期できるので、普段通り自分のフォルダにファイルを分類したりする感覚で使えます。
詳しくは個人的にレクチャーもできますが、最近はこういったクラウドサービスの導入アドバイスを専門に行っている会社もありますので、ご相談してみてはいかがでしょうか。
日本最大級のウェブ系セミナーイベント CSS Nite にて2019年のベスト20セッションに選んでいただきました。
セミナーの内容は公開されていますので、ウェブを活用して売上に繋げたい企業経営者様、今のウェブマーケティングに限界を感じているデザイナーさんやディレクターさんにぜひ見ていただきたいです。
また、私の師匠でもある権成俊さんもベストスピーカー(次点)を受賞。
歴史あるウェブ制作系のセミナーイベントで、コンサルが2人も選ばれているのは、やはり時代かなと感じます。
権成俊さんの受賞セミナーはコチラから視聴できます。
岡山で行ったCSS Nite in Okayama自体も「ベスト 地方版 イベント」を受賞しています。
この時に一緒に登壇した角田さんもベスト10セッション、間嶋さん、阿部さんもベスト20セッションに選ばれ、本当にレベルの高いイベントでした。
各動画も公開されていますので、ぜひご覧ください。
ウェブ周りの仕事をしている方はもちろん企業のウェブ担当者さんや学生さんにもお奨めです。
CSS Nite in Okayamaの動画はこちらから
改めて受賞された皆さん、おめでとうございます。
そして運営していただいたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
okawebアワード 2019でグランプリを頂きました!
岡山県を代表するウェブ制作のセミナーイベント第50回 岡山WEBクリエイターズで表彰式。
今年のCSS Niteでの登壇内容を評価いただいてのグランプリだそうです。
今回は事情があって紙製のチャンピオンベルトでしたが、
近々、本物のベルトが届くそう。(笑)
チャンピオンベルトってもらうのは初めてでうれしいです!
そして副賞はなんとSONYの「ノイキャン」!
出張のお供に使わせていただきます。
※※ 以下、受賞時のコメントです ※※
私は2018年4月に独立したばかりですが、今年は「CSS Nite in Okayama」への登壇、そして「okawebアワード グランプリ」ととても充実した年となり、飛躍への大きなチャンスをいただいたと思います。
CSS Niteでもお話しましたが、いまウェブマーケティングはやることがいっぱいです。
でも広告やデザインといった対症療法だけではなかなか成果を出すことが難しい時代にもなりました。
そして、ウェブ制作会社・フリーランサーも大変多くなり、業界はレッドオーシャン化し、明確な差別化が必要となってきています。
そのような中で、私は広告代理店の営業マンからウェブ時代の戦略コンサルタントへと転身しました。
これから皆さんもこれまで培ってきたことをベースに、その特徴や強みを発揮してイノベーションを繰り返していくようになると思います。
岡山WEBクリエイターズはこのイノベーションのための勉強会でもあると思います。
参加者がそれぞれ自身の実績や考えを発表しあい、お互いに研鑽を積むことによってさらに飛躍を遂げる、そんな会です。
私もまだまだ勉強中の身ですが、少しでも地元岡山の経済のために貢献出来たらと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
第100回 okawebアワードのグランプリを目指して頑張ります!
※※ 受賞コメントここまで ※※
参加された皆様ありがとうございました。
そして他の受賞者の方々もおめでとうございます!
今日から新たに「ネット時代の〈新〉マーケティング」の連載を始めます。
インターネットや5G、AI、IoTといった新しい時代(情報革命時代と呼んでいます)において、あらゆる産業で変革の波が押し寄せています。
その中でも今回は特にネットの登場で各業種がどういった変化を遂げる必要があるのかを考えていきたいと思います。
最初は小売業・卸売業です。
商圏の垣根がなくなり最も競争が激化した業界
アマゾンエフェクトという言葉も登場
●機会
- 特徴ある商品なら全国に売れるように
全国の見込み客にネットで販売できるようになったのは最大の恩恵です。
いままで地元の商圏では小さすぎて思うように売れなかったものも、全国・全世界への販売が少しのコストで可能になります。
また、本当に価値の高いお店であれば大手ショッピングモールに出店しなくても、路地裏の店舗であっても、ユーザーの方から探し当ててきてくれるのがインターネットを使ったマーケティングです。
●脅威
- アマゾンなど大手ネットショップの台頭
- 競合の爆発的増加
- メーカーの直販化
自社が全国に売れるようになったということは、競合も既存の商圏の垣根を越えてやってくるということです。特にアマゾンや楽天などの世界的企業とも戦わなくてはなりません。
そうなると仕入れ品や他社でも扱っているような商品を販売してる以上、常にネット上の最安値と比較されます。
また、こういった状況になるとメーカーが直販を始めます。
卸売りや小売りとの関係性を考える会社もありますが、背に腹は代えられないと考えるメーカーも多くなるでしょう。
すでにEC化率の高いパソコン関連商品や文房具業界ではメーカー直販は当たり前になっています。
こうなると、小売店は価格的にもサービス的にもメーカー直販には勝てません。
●対策
- 独自商品を開発するか、オンリーワンサービスをつくるか
- 小売業からサービス業やコンサル業への転換が必要(モノ消費からコト消費へ)
- 全国展開を行うならスーパーニッチなニーズに対応を
対策としてはやはり優位性のある独自の商品を開発するか、オンリーワンのサービスを開発するしか道は有りません。決して簡単ではありませんが、チャレンジするしか道はないと思います。
また単にモノを売るだけならネットショップに優位性がありますが、ユーザーの本質的に求めるニーズレベルの需要を掘り起こし、その需要に適した商品を提案するのは実店舗に優位性があります。
ただ、実際に手に触れ、使い勝手を試せるのが実店舗の良さですが、それでも実物は店舗で見て、買うのはネットでというユーザーも一定数います。
そこで必要なのはサービスの開発です。
金額はネットの方が安いけど、店舗で買った方が良いと思わせるようなサービスがあれば、そこで選んでくれるユーザーは多いでしょう。
これからの小売業はサービス業やコンサル業になっていかなければなりません。
それでもネット販売に打って出ようとお考えの方は、スーパーニッチな需要に対応する商品・サービスをお勧めします。
一般では受け入れられないようなスーパーニッチであっても、全国で見れば一定数の需要があります。
岡山市で1%のシェアをとるよりも、全国で0.01%をとるくらいの気持ちで挑みましょう。